ホワイトニングはしない方が良いの?デメリットやリスクをご紹介!
ホワイトニングをまだやったことのない方からホワイトニングは安全なの?体に害はないの?とよく聞かれます。
結論ですが、ホワイトニングは安全が確認されていて、体への害はありません。
しかし、どんな治療にもデメリットやリスクがあるように、ホワイトニングもデメリットやリスクが存在します。体質によってはホワイトニングをしない方が良い方もいるでしょう。
この記事では、ホワイトニングで歯が白くなるメカニズムを解説した上で、ホワイトニングのデメリットやリスクについてご紹介します。
ホワイトニングで歯が白くなるメカニズム
ホワイトニングで歯が白くなるメカニズムをご紹介します。
ホワイトニングは、専用の薬剤を歯の表面に塗布してLEDライトを照射することにより、光触媒(化学反応)にて歯を白くしていきます。
塗布するホワイトニング薬剤が重要でして、大きく分けて2種類あります。
ホワイトニングサロンは歯の表面のみの汚れに作用する「酸化チタン/ポリリン酸」が主成分の薬剤を使用しています。
「酸化チタン/ポリリン酸」は、歯磨き粉にも使用される成分なので、誤って飲んでも問題はありません。
歯科医院は歯の表面と内側の汚れに作用する「過酸化水素」が主成分の医療用ジェルを使用しています。
「過酸化水素」は 誤って飲み込んでしまっても水と酵素に分解されて消化されますので、まったく問題はありません。
メカニズムを理解すると、ホワイトニングの知識がない状態より、安心して始めることができそうですね。
ホワイトニングによるデメリット5選
ホワイトニングのメカニズムを知った上で、次はどんなデメリットがあるのでしょうか?
冒頭でもお伝えした通り、ホワイトニングは体質により合わない方もいるので以下のデメリット5選を参考にしてみてください。
ホワイトニング効果の持続が永久的でない
ホワイトニングは、1度白くしてもその白さが一生続くわけではありません。
ホワイトニングの持続期間は、1ヶ月経過ごとに徐々に色戻りが気になるようになり、半年〜1年にかけて黄ばみが気になるようになります。
ホワイトニングの種類 | ホワイトニングの持続期間 |
オフィスホワイトニング | 3ヶ月〜6ヶ月 |
ホームホワイトニング | 6ヶ月〜1年程度 |
デュアルホワイトニング | 1年以上 |
サロンで行うセルフホワイトニング | 1ヶ月程度 |
歯の白さを維持するためには、定期的なメンテナンスが重要となってきます。
いずれの方法でも、定期的なケアや再手術をしなければ色が戻ってしまう可能性があります。
ホワイトニングに関する知識を深めたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
ホワイトニングにより歯茎への刺激
ホワイトニング剤が歯茎に触れることで、一時的な腫れや炎症(ケミカルバーン)を引き起こすことがあります。ホワイトニング前に適切な処置(保護剤を歯茎に塗布)を行い、ホワイトニング後にはアフターケアで軽減することができます。
また、歯周病の方がホワイトニングを行うと、歯茎にダメージや腫れ、痛み、ただれの症状が出やすい傾向にあります。ホワイトニングをしたいと思っている方は、予め歯周病の治療を完了させるのが良いでしょう。
歯周病は細菌による感染症なので、免疫が低下するとすぐ発症します。ですので、体調管理と菌の数を少ない状態でコントロールすることを意識しましょう。
ホワイトニングにより歯がしみる可能性がある
ホワイトニング後に、歯が冷たいものや温かいものに触れると過敏になることもあります。
原因は、歯の表面の「ペリクル」という膜がホワイトニングをすることにより剥がれてしまうからです。修復には24時間かかると言われていますが、その間は刺激を受けやすくなり痛みを引き起こす可能性があるのです。
ホワイトニング期間は食事制限がある
ホワイトニング後は、「ペリクル」が剥がれることは上記で解説しいましたが、その際に着色が付着しやすくなります。
コーヒーや赤ワインなどの着色がしやすい食べ物を摂取すると色戻りも早くなるので、注意が必要です。食後はすぐ歯磨きをするようにしましょう。
ホワイトニング前後の食事は以下の記事にて解説しています。あわせてご覧ください。
ホワイトニングの効果を感じにくい人が一定数いる
体質や今までの治療によりホワイトニングの効果を実感しにくい人は一定数存在します。よくある5パターンをご紹介します。
フッ素コーティングしている人
フッ素は虫歯予防で歯を強化するために用いられますが、同時に歯の表面を保護することから、ホワイトニング薬剤が浸透しにくくなってしまいます。
フッ素コーティングはホワイトニングが終わって目標の色になった後にするのをおすすめします。
ホワイトスポットのある人
ホワイトスポットとは、歯の表面にできる白い斑点のことです。エナメル質が不完全に生成されたものです。ホワイトニング後にパッとその部分だけが明るくなる傾向にあり目立ちやすくなります。
何回かホワイトニングを行うことにより、ホワイトスポット以外の通常の歯の部分が白くなると、ホワイトスポットも目立ちにくくなります。
テトラサイクリンのある人
幼少期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用した方は、ホワイトニングの効果が出にくいと言われています。
テトラサイクリン系の抗生物質とは、主に”細菌”による感染症に効果があります。
具体的に、クラミジア感染症、マイコプラズマ感染症、肺炎、副鼻腔炎などに使用されます。
これらの服用で歯が変形してしまった方は、歯が成長し、形成される段階でエナメル質の形成不全を起こしてしまいます。
通常の歯の方より、ホワイトニングの効果が出にくい場合が多いです。
無髄歯や失活歯がある人
無髄歯とは、虫歯や外傷などの原因で神経を取る処置をした歯を指します。神経がないと、歯が黒やグレー色に変色します。
無髄歯や失活歯はホワイトニングが効果があるのは「神経が生きている歯のみ」作用します。
ですので、無髄歯や失活歯の変色した歯には、ホワイトニングしても白くならないので注意が必要です。
どうしても神経のない箇所の歯を白くしたい場合は、2種類の方法があります。
まず一つ目は、歯科医院にて歯の内側から漂白剤を入れて「ウォーキングブリーチ」を行う方法があります。これは変色の程度により白さに限界があるので完璧に白くすることは難しいでしょう。また、白さを維持するために定期的にメンテナンスをする必要があります。
二つ目は、歯を削り、被せ物(クラウン)をする方法があります。被せ物をする場合、今ある歯を削らないといけないデメリットがありますが、半永久的に白い歯を維持できるというメリットがあります。
詰め物や人工歯がある人
詰め物や人口歯などはホワイトニングにより、白くすることはできません。そのため、セラミックや被せ物をする場合は、先に周りの健康な歯を白くした上で、周りの歯の色に合わせて治療してもらうことをおすすめしております。
ホワイトニングする前に後悔しないために読んでおいた方が良い記事がありますので、下記URLから読んでみてください。
ホワイトニングを行ってはいけない方
ホワイトニングを行ってはいけない方も中には存在します。よくある事例を4パターンご紹介します。
無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症の方がホワイトニングを行ってはいけない理由には、医療ホワイトニングジェルの主成分である「過酸化水素」が関係しています。
健康な方に関しては、「過酸化水素」が含まれたジェルを誤飲しても問題ありません。
しかし、無カタラーゼ症の方が誤飲した場合、成分が分解されずに体内に蓄積され、危険な疾患を引き起こす可能性があります。
具体的には、口内が荒れて、場合により組織の壊死を起こしてしまいます。
そのため、無カタラーゼ症の方はホワイトニングができません。
自身が無カタラーゼ症かどうかは、歯科で調べることが可能です。
無カタラーゼ症の割合は、日本人人口の0.001%と極めて低確率ですので、「ホワイトニングを行って知った」という方も中にはいるようです。
妊娠、授乳中の方
ホワイトニングにより、妊娠時異常があったとの報告はこれまではありませんが、妊娠中の方はホワイトニングだけでなく生活において色々な点についてお気をつけて過ごされる時期ですので、控えた方が良いでしょう。
これまで、実際の影響があったなどの報告はありませんが、使用される薬剤が胎児に影響を及ぼす可能性があるものに過酸化水素や過酸化尿素が含まれているものがあげられます。
過酸化水素が気体化し、鼻や口から吸い込まれることで血液中のタンパクと反応し、小さな気泡を作ります。
その気泡が母乳や、胎盤を通った血液から胎児の中に入ると、細い血管を詰まらせる可能性があると言われています。
また、妊娠中は女性ホルモンの乱れから、口の中の環境が悪くなりやすいです。その結果、虫歯や歯周病になったり、症状が悪化したりします。
そこにホワイトニングを行う事で、沁みたりなどのリスクもありますので、妊娠中のホワイトニングは避けるのが最善となります。
光線アレルギーの方
光線アレルギー(光線過敏症)とは、主に日光の光に反応して、かゆみや痛みが出る疾患です。
オフィスホワイトニングやサロンホワイトニングで使用される光に反応して、症状が出る可能性があるため控えた方が良いでしょう。
光線アレルギーの方はホワイトニングできないの?と思う方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、「ホームホワイトニング」です。
ホームホワイトニングは、専用のマウスピースを作成して、自宅にて薬剤のみで白くする方法です。
ですので、光を一切使わずにホワイトニングすることができます。
知覚過敏の方
ホワイトニングで歯が痛くなるメカニズムですが、まずはの構造を知る必要があります。
歯は、1番外側のエナメル質、その内側を象牙質で覆われており、中心部分には歯の神経と血管から構成される歯髄(しずい)が広がっています。
何らかの理由で、エナメル質に傷や亀裂が入っていると、ホワイトニング薬剤が象牙質までしみ込み、すぐ近くにある歯の神経を刺激してしまい痛みの原因となってしまいます。
その結果「知覚過敏」を引き起こしてしまうのです。ではどんな時に知覚過敏が生じるのでしょうか?
5つの原因を解説していきます。
虫歯がある
虫歯菌により、エナメル質が溶かされると、象牙質が剥き出しになってしまうため、ホワイトニング剤がしみやすくなります。
歯周病になっている
歯周病が進行すると歯肉退縮と呼ばれる、いわゆる”歯茎が下がる”という症状が出ます。エナメル質のない歯の根本の部分が露出することにより、ホワイトニング剤がしみやすくなります。
歯が削れている
加齢により歯は少しづつ削れていきます。また、歯軋りや食いしばりのある習慣がある人は、歯の表面のエナメル質が傷ついていたり、亀裂が入っていて、象牙質にホワイトニング剤がしみやすい場合があります。
歯にヒビが入っている
交通事故など何らかの衝撃で歯にヒビは入っている方もいます。日々の中から象牙質に侵入して、歯の神経を刺激する場合があります。
ホワイトニング薬剤の濃度が高い
オフィスホワイトニングの濃度は、漂白成分である過酸化水素が30%が含まれています。ホームホワイトニングの濃度は、漂白成分である過酸化尿素が10〜20%含まれています。
当店のホワイトニングは、オフィスホワイトニングと同様の過酸化水素が入った薬剤を使用していて、濃度は10%です。歯科と同等の効果を実感しながらしみにくい薬剤として評判が良いです。
ホワイトニングならセルフダックにお任せ
ホワイトニングは、歯を白くするための効果的な方法ですが、デメリットやリスクを理解することが大切です。また、正しい知識を持っていれば自分に合ったホワイトニングを安心して行うことができます。
セルフダックのホワイトニングは歯科医師の管理下の元で施術することができ、スタッフの丁寧なカウンセリングはもちろん、歯科医師のオンライン診療を導入しているのでより安心して施術することができます。
少しでも気になる方は無料相談も承っているので、お気軽にご相談ください。
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